手で太ももの裏側あたりを圧迫したり、少しひねると肌表面がデコボコとしたように見えるのはセルライト初期状態です！
セルライトはお腹、太もも、お尻の付け根など贅肉のつきやすい部分によく見られ、肌表面がデコボコとしたように見え、オレンジの皮に似ていることから「オレンジピールスキン」とも呼ばれます。
セルライトは太っている、痩せているなどの体型に関わらず、女性なら一般的に生理が始まったころからセルライトは出来始めるといわれています。
こちらではセルライトの原因についてご紹介します。
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セルライトとは？
セルライトとはお腹、太もも、お尻の付け根など贅肉のつきやすい部分によく見られる肌表面がデコボコとした皮膚の状態を指した言葉です。
脂肪細胞の中に老廃物が蓄積され大きく成長してしまった状態で、脂肪細胞が肥大化したものです。
この肥大化した脂肪細胞は、肌表面が見た目がデコボコしてくるのはもちろんですが、まわりの毛細血管やリンパ管を圧迫し、さらなる血行不良、むくみ、ひえを引き起こします。
さらに悪循環が始まり、放っておくと、老廃物が排出できない、太りやすい体質や体調不良を引き起こす原因にもなりかねないのです。
このセルライトは、自覚しない内にどんどん進行してしまうばかりか、一度できると解消するのが難しいのです。
カラダの巡り
「カラダの巡りをよくして、体温アップ！」「代謝を上げて、痩せるカラダ作り！」など、今では美や健康に欠かせない言葉ですよね。
セルライトができるステップとしては、代謝の低下などにより血行不良が起こり、老廃物が溜まり、脂肪細胞の代謝が乱れ脂肪細胞内に脂肪をためこみ、脂肪細胞が肥大化し、さらに血管が圧迫され血行が悪化し、脂肪細胞同士の付着や老廃物も溜まり皮膚表面にもデコボコがわかる状態に「セルライト」へと変化していきます。
大切なのは、脂肪細胞を取り囲む毛細血管や毛細リンパ管などのカラダの循環機能です。
代謝において重要なのは、血液とリンパ液の正常な流れです！カラダの巡りが悪くなることを起因とし、徐々に血管やリンパ管から溢れでた不要なものを引き寄せ、脂肪細胞は肥大化しくからです。
※リンパとは？老廃物や余分な水分を回収する働きがあり、リンパが流れるリンパ管は、血管同様全身に網の目のように張り巡らされており、その間にはフィルターの役割をするリンパ節があり体内に進入した細菌や異物を食い止める役割をしています。
リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が皮膚の下に溜まってしまい「むくみ」が生じます。
「カラダの巡り」「代謝」の働きのひとつとして、身体に必要な栄養や酸素などを血液で全身にある細胞に届け、また不必要になったものを静脈、リンパ管で回収、排出するという働きがあります。
この流れが、スムーズに行われることでカラダは健康で美肌を保つこともできます。
この流れが健全であれば、栄養や酸素は毛細血管を通り、脂肪細胞に運ばれ、不要な水分や老廃物はリンパ管に流れ、二酸化炭素やリンパ管で回収しきれなかった水分と老廃物は毛細血管に流れて回収されていきます。
脂肪細胞
脂肪細胞はカラダを構成する細胞の種類のひとつで、身体の熱の放散を防いだり、脂肪をエネルギーとして蓄えるなど、普段は私たちの身体を守ってくれる心強い存在です。
ですが、食べ過ぎ、運動不足、精神的ストレスなどの様々な要因で、余分なエネルギーが蓄積され出すと脂肪細胞は中性脂肪の塊として肥大化していきます。
その結果、身体の巡りが悪くなったり、代謝が下がったり、やがては太ってしまう原因となるです。
セルライトが新たなセルライトを生む
セルライトの原因である脂肪細胞は、全身で細胞や組織を固定する役目を果たすため、細い線維のコラーゲンを作り出しています。
身体の巡りが悪くなり循環機能が低下すると、脂肪細胞は細いコーラゲン線維の代わりに、太い線維を作り出し、時間の経過とともに、自らを巻きつけセルライトが新たなセルライトを生む「負のスパイラル」となります。
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セルライトができる原因
血行不良
もともとむくみや冷えを持つ人は末梢循環が悪く、血行不良のため脂肪の燃焼にも悪影響を与えるため、セルライトを増大、悪化させやすいと言われています。
また、立ったままの姿勢を続けていると下半身の血行が悪くなり、セルライトになりやすくなります。
運動不足
ほとんど体を動かさないでいると、筋肉が使われず細胞に十分な栄養素が行き渡らないため、次第に代謝機能やリンパの流れが低下します。
この状態が長く続くと脂肪細胞の状態が変化しセルライトが生まれる原因になります。
ホルモンバランスの崩れ
妊娠や更年期などで女性ホルモンのバランスが大きく変化するときや、月経による周期的なホルモンバランスの変化もセルライトに影響があります。
さらに、ピルの服用もホルモンバランスが崩れ、セルライトの原因になることもあります。
不規則な生活
寝不足や不規則な生活はストレスとなり自律神経の働きを乱すため、代謝機能が低下させセルライトが出来やすい体質になってしまいます。
喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血液の流れを悪くするため、セルライトの原因になります。
食生活
食生活も大切です！
セルライトの原因となる食べ物は、「脂肪を蓄積させるもの」「むくみの原因となるもの」です。
・高カロリーで脂っこい食べ物は美味しいですが、食べ続けると脂肪を蓄積し、血液をドロドロにしてしまいます。
・塩分の多いものを摂ると、体が水分を欲しがりますので、余分な水分が体内に溜まり、むくみを引き起こします。
・甘いものや、アルコール、普段からインスタント食品やコンビニ弁当などをよく食べるという人は、注意が必要ですね。
肉中心の生活や高カロリーな食生活も血中コレステロールを増加させ、血行を悪くしますので血液をサラサラにするため、なるべく肉より魚という食生活を心がけましょう。
加齢による老化
加齢による代謝の低下が原因となり、筋力を衰えさせ皮膚にたるみをつくり、さらに血管やリンパを圧迫しセルライトにつながります。
最後に
美容、健康のためにもセルライトをなるべく作らないことが大切！そのためにも日頃から「カラダの巡り」「代謝アップ」を心がけたライフスタイルを心がけていきましょう。
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