どんより梅雨時期の不調を元気に乗り越えよう!
どんより梅雨時期の不調を元気に乗り越えよう!

梅雨時期の体調不良で悩まされていませんか?

紫陽花の美しいこの季節ですが、なんとなく身体がだるい、熱があるわけではないし、風邪を引いたわけでもないのに、なぜか体調が悪い、疲れやすい・・・と感じている方は多くいらっしゃいます。

梅雨の時期は、憂鬱な気分になったり、体のだるさや疲れを感じたり、風邪をひきやすくなったり、頭痛や食欲不振など体調の変化が起こりやすくなるのです。

その原因は、梅雨特有の気象や天候にあると言われています。

気象や天候によって起こるさまざまな悪影響は、日常的な体調管理によって予防することができます。

食事、睡眠、運動など、普段の生活習慣の意識が梅雨時の体調を大きく左右します。

生活習慣を整えて、健康に梅雨を乗り切りましょう!

なぜ梅雨になると体調が悪くなるの?

梅雨は春から夏へと移行する季節の変わり目です。

長く雨が続き肌寒く感じる日もあれば、晴れの日には気温が上昇して暑くなったりします。

交互に繰り返される気温や湿度や気圧の急激な変化に身体が対応できず、体調になんらかの悪影響が出てしまいます。

気温や湿度にばらつきによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果「体がだるい」「頭痛」「腹痛」といった症状が現れます。

また、一日の温度差の激しさから、「冷え」や「肩こり」の症状が出たり、風邪をひきやすくなったりします。

人の体には、恒常性(ホメオスタシス)という性質があります。

気温の変化に合わせて体温調整するのも恒常性のひとつですが、気温や湿度が大きく変化するこの時期は、体の恒常性がついていけなくなり、体調を崩してしまうことがあるのです。

生活習慣を意識しましょう

生活習慣を意識しましょう

気温差

天気予報だけでなく最高気温と最低気温との気温差もチェックするようにしてください。

梅雨の時期は急な雨による気温低下や、夕方の冷え込みなどによって、体調を崩してしまうケースが考えられます。

一枚羽織るものを持ってお出かけをしましょう。

太陽の光

太陽の光にあたると、気分転換にもなるし、体内時計もしっかりと整えてくれるので睡眠の質をよくしてくれます。

仕事中の方はお昼休みの時間を利用して、少しだけでも日光を当たるようにしましょう。

入浴

暑くて冷房の効いている部屋で長時間過ごしたりすると、皮膚の末梢の血行が悪くなって汗をかきにくくなります。

お風呂に入って汗をたくさんかくことで、汗腺の働きがよくなり熱を体にためにくくなります。

気温や湿度や気圧の激しい変化は、自律神経のバランスを乱すことがありますので、しっかりと体を温めて血行を促進し、自律神経のバランスを整えるようにしましょう。

睡眠

心地よい睡眠のためには、睡眠環境を整えることが非常に大切です。

梅雨の時期特有の寝苦しさは、湿度の高さが関係しています。

質の高い睡眠を充分に取ることで、乱れた身体の機能を安定させることができます。

運動

体の中に余分な水分の溜まりやすい梅雨の時期は、適切な運動を行うことが大切です。

水分や老廃物が排出されないと、むくみや食欲不振といった不調に繋がります。

毎日のことなので、負担にならない範囲で取り入れてみましょう。

食生活

梅雨時期の体調不良を予防するには疲労回復が大切です。

疲労回復のために効果のある栄養素を食事にも取り入れてましょう!

体を温めるもの

食べ物には「体を温めるもの」「体を冷やすもの」があります。

気候の変化で機能が低下する梅雨の時期には「体を温めるもの」を積極的に取り入れましょう。

体を温める食材

体を温める食材は、色が「赤・黒・オレンジ」のものが多いです。

ごぼう、人参、レンコンなどの根菜、卵、赤身肉、チーズ、魚介類などがあります。

また、ねぎ、しょうが、とうがらしといった、薬味やスパイスも含まれます。

これらの食材を積極的に摂ることで、血行を促進して体を温め、発汗作用もあるので体内の水分も排出してくれます。

クエン酸

クエン酸には疲労の原因となる乳酸の生成を抑える働きがあります。

疲労回復にとても効果的なだけでなく、カルシウムの吸収率のアップにもなります。

【クエン酸が含まれている食材】
お酢や柑橘類(レモン・グレープフルーツ・キウイなど)、梅干しなどです。

ビタミンB1

ビタミンB群の中のビタミンB1は、糖質を分解してエネルギーに変える役割を果たすことから『疲労回復ビタミン』『ストレスビタミン』とも呼ばれるほど、疲労やストレスに対して絶大な効果を発揮します。

ビタミンB1が不足すると疲労物質がたまって疲れやすくなりイライラを引き起こす原因にもなります。

【ビタミンB1が含まれている食材】
玄米・発芽米・全粒粉パンなど胚芽つきのもの、豚もも肉、豚ロース肉、紅鮭、菜の花、アスパラガス、枝豆、そらまめ、モロヘイヤ、玉ねぎ、うなぎ、大豆などです。

たんぱく質

たんぱく質が不足すると、疲れやすくなったり免疫力が低下し、むくみの原因にもなります。

たんぱく質には動物性と植物性がありますので、バランスよく摂取することが大切です。

暑さで体力を消耗し内臓も弱りがちなので、消化吸収力に優れたお魚を中心に、たんぱく質を摂るとよいでしょう。

【動物性たんぱく質が含まれている食材】
肉、魚、卵、チーズ、乳製品などです。

【植物性たんぱく質が含まれている食材】
豆製品、豆類(大豆、豆腐、ビーナッツバター、納豆など)、パン、ご飯などです。

最後に

最後に 梅雨を乗り越えよう
梅雨特有の気象や天候によって起こるさまざまな悪影響は、日常的な体調管理によって予防することができます。

普段の生活習慣を整えて、健康に梅雨を乗り切りましょう!