え?「中性脂肪」高くない!?中性脂肪値「TG」が高くなる原因とは
え?「中性脂肪」高くない!?中性脂肪値「TG」が高くなる原因とは
健康診断などで数値の高さを指摘されたことがある方も多いのではないでしょうか?

この「中性脂肪」とは何でしょうか?脂肪という言葉から、なんとなく脂質の取りすぎ?と思われてしまいますが中性脂肪は血液中の脂質のひとつ「トリグリセライド」ともよばれ、「TG」と表記されているものです。

中性脂肪値が高い原因のほとんどが大食いや偏食、飲酒などの食生活にあります。

中性脂肪値「TG」が高くなる原因

中性脂肪値「TG」が高くなる原因
簡単に説明すると、食べ物に含まれる脂質や糖分などは小腸で吸収された後、血液中に入り身体を動かすエネルギーとして利用されます。

使いきれず余ってしまうと中性脂肪として身体に蓄積されていきます。

中性脂肪が多くなると何が起こるのか?

動脈硬化のリスクが高くなります。

動脈硬化とは心臓から送り出される血液を運ぶ動脈が硬くなる病気です。

血管がつまり脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる病を引き起こします。

超悪玉コレステロール(sdLDL)を増やす要因になります。

中性脂肪が増えると通常の悪玉コレステロール(LDL)より粒子が小さい超悪玉コレステロール(sdLDL)が増えます。

血液壁に入り込みやすく、動脈硬化のリスクを高めます。

中性脂肪値「TG」を適正にキープすることが大事!

中性脂肪の適性値は30~149㎎/dLです。

過剰になっても自覚症状がないので、健康診断を受けて定期的に数値を把握する。

中性脂肪が気になる方は、食生活を見直し、適度な運動をすることで体内の中性脂肪が利用されやすくなります。