女性ホルモンの分泌が大きく変動する更年期に心身に様々な症状がみられます。
ホットフラッシュと呼ばれる顔面のほてりや発汗、冷え、肩こり、動悸、頭痛、物忘れ、考えがまとまらない、自律神経の働きが乱れるため気分の落ち込み、不眠、イライラなど、実にさまざまです。
- 身体的:ほてり、冷え、めまい、むくみ、肩こり、頭痛など
- 精神的:イライラ、不安、気分の落ち込み、うつなど
更年期っていつのこと?
女性の更年期とは、閉経を挟んだ10年間を指します。
平均的な閉経年齢は50歳前後ですが、人によって閉経年齢が違うので、女性の更年期は40~60歳とされています。
更年期障害の原因とは?
女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量の大幅な低下と変動です。
また子どもの独立、夫の定年、親の介護、社会からの孤立、親や夫との死別など、女性を取り巻く環境が大きく変わる時期でもあるため、環境の変化や人間関係でのストレスがきっかけで更年期症状があらわれる場合もあります。
私もしかして更年期?と思ったら
もし更年期障害と疑うような症状があらわれたら、まずは婦人科の更年期外来や女性外来などを受診してみましょう!
更年期症状の現れ方には個人差があり、重症化して起きるのもつらい状態になる人がいる一方で、症状が出ないまま更年期が過ぎていく人もいます。
更年期におすすめのセルフケアのご紹介!
更年期にオススメのセルフケアの方法をご紹介!
おすすめの精油でマッサージ
精油:ローズ
効能:ホルモン分泌を調整するとともに女性の生殖器を力づける働きがあります。更年期障害や生理痛、生理前症候群を和らげる働きがあります。
※マッサージオイルのブレンドは10mlの植物油に対して精油2滴が基本です。
※自分の手が冷たいとマッサージをしたときにひんやりとして身体が緊張してしまうので、マッサージ前には手を温めておきましょう。
※手の滑りが悪いままマッサージを続けると肌への摩擦が負担になるため、手の滑りが悪くなったらマッサージオイルを足しましょう。
おすすめのハーブティー
ハーブ:チェストベリー
効能:ホルモンの分泌を司る脳下垂体に働きかけ女性ホルモンのバランスを整えます
※ハーブティーに含まれる有効成分は水溶性なので体内で吸収されたあと約6時間後に排出されます。
ゆっくりと飲むことで口のなかにハーブティーを含むことで舌下の毛細血管からも有効成分を直接吸収させることができます。
この経路は腸や肝臓を通過せず直接血液中に成分が届くため速効性が期待できます。
1度に何杯も飲むより時間をあけて1日に数回飲むほうが有効成分がある一定以上の濃度で血液中にとどまる時間をながくすることができます。