「かかと」の角質ケアで大切なポイントは、「古い角質の除去」と「保湿」になります。
こちらでは、「かかと」のケアについてご紹介しています。
かかとがガサガサになる原因
「かかと」はもともと体重がかかるため、角質が厚くなりやすいパーツです。
何故「かかと」はガサガサになりやすいのでしょうか?主な原因は外的刺激・ターンオーバーの乱れ・乾燥が考えられます。
外的刺激
足の裏や「かかと」は日常的に体重がかかるので、角質が厚くなりやすいパーツなのです。
また、靴を履くことで摩擦や圧迫、ムレなどの刺激を受け続けたり、裸足で過ごして紫外線を浴びたりすると、皮膚は外的刺激から自らを守るために、角質をどんどん厚くして自身を守るのです。
ターンオーバーの乱れ
足先の冷えを感じる方は多くいらっしゃいますよね?血行不良や冷え、加齢やストレスなどさまざまな要因によりターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれ落ちずに蓄積されていくのです。
※ターンオーバーとは肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのサイクルをターンオーバーといいます。
乾燥
足裏や「かかと」の皮膚は皮脂腺がほとんどなく、もともと乾燥しやすいパーツです。
自らを守るために、角質をどんどん厚くしてしまうので、すでに厚くなった角質層には水分やうるおいが行き渡りにくくなってしまいます。
水虫
先述のような理由以外にも、水虫で「かかと」の角質が厚くなったり粉をふくこともあります。
水虫は「かかと」にもできることがあり、この場合かゆみが少なく気づきにくいと言われます。
水虫の場合はクリームなどで保湿ケアを行っても進行するので、きちんとお手入れしているのにひび割れや粉吹きが改善しない、爪でかくと皮がめくれてくる・・・などの場合は、皮膚科の受診をおすすめします。
家でできる「かかと」ケア
「かかと」の角質ケアグッズは、本当にさまざまなものが市販されています。
こちらでは家でできる「かかと」ケアをご紹介します。
「かかと」専用のファイル(やすり)
かかと専用のファイル(やすり)は手動のものや電動式などが市販されています。
入浴、またはフットバスで足をつけて、「かかと」の角質を柔らかくし、タオルドライをしてから、角質の肥厚が気になる部位はファイル(やすり)の粗い面で、そうでない部位はやすりの細かい面で、力を入れず、一定方向に動かして余計な角質を除去する。
くれぐれも、ゴシゴシと削りすぎないように、角質を除去後は必ず、クリームやオイルを塗り保湿成分を浸透させましょう!
「かかと」の保湿
私の「かかと」ケアは削らずに、保湿メインのケアをしています。
お風呂上りにクリーム、またはオイルを塗ってマッサージしながらすりこみ浸透させ、靴下を履きます。
これだけでも、寝る頃にはすべすべになります!
尿素配合クリーム
尿素には水分保持量を増やしたり、固くなった角質をやわらかくする効果があります。
すでにひび割れや傷口が開いた「かかと」には、刺激が強すぎる成分でもあるため、予防として使用しましょう。
ビタミンE配合クリーム
ビタミンEは代謝を促したり、血行を促進する作用があるため、「かかと」の角質ケアにも適しています。
靴下を履く
せっかく保湿した「かかと」も、靴下を履くことで乾燥や冷えから守られ、ケア効果が高まります。
最近では綿やシルクなどで「かかと」の保湿性を高めたタイプ、抗菌・防臭加工をほどこしたタイプなど、さまざまな「かかと」ケア用靴下が販売されていますので、お好みのものを!
「かかと」ケアの注意点
「かかと」ケアの注意点としては、ファイル(やすり)を使用する場合は、力を入れすぎないこと、除去しすぎないことです。
注意が必要なのは、「軽石」や「あかすり」を使ったケアです。
これらは力の加減が難しく、肌を傷つけて必要な角質まで除去してしまう可能性が高いです。
頻繁にケアしすぎると肌を痛めてしまいます。
「かかと」の角質は、体重を支えるパーツですから、ある程度の角質は必要なので、クリームでの保湿ケアをしっかりと続けることのほうが良いでしょう。
「かかと」は外的刺激を受けやすいパーツなので、他の部分の皮膚よりも角質が厚いものです。
ですが、常に白く粉をふいた状態になるなど「角化症(かくかしょう)」が深刻化すると、「かかと」がひび割れ、ひび割れが深くなってしまうと、出血し、歩くたびに痛みをともなうこともあります。
※角化症(かくかしょう)とは、皮膚の表面の角質層が異常に厚く堅くなることです。
毎日のお風呂上りの習慣に、普段からお手入れを心がけつるつるの「かかと」を目指しましょう!