抜群の保水力!ヒアルロン酸の効果とは?
抜群の保水力!ヒアルロン酸の効果とは?
抜群の保水力で肌の保湿に力を発揮するヒアルロン酸とは?
最近は化粧品のように直接肌に塗るだけでなく、食べるヒアルロン酸なども出てきていますよね?
そんな人気のヒアルロン酸について、こちらではご紹介します。

ヒアルロン酸とは?その驚きの保水力とは?

ヒアルロン酸とは?その驚きの保水力とは?
ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム)とはもともと人のからだにある成分で、ムコ多糖類(ねばねばした物質)の一つです。

ヒアルロン酸とは身体のすべての結合組織に存在し、 その中でも、皮膚や関節などに多く含まれているゼリー状の構成成分で、ムコ多糖類の一種です。

ムコ多糖の中でもヒアルロン酸は、特に水分を保持する能力(保水力)にすぐれた物質で、非常にたくさんの水を蓄えると言われています。

保水力はヒアルロン酸自身の重量の約6000倍(1gで水6リットル)といわれています。

これは驚きの保水力ですね!

ヒアルロン酸はお肌のハリやうるおい などを保つはたらきや各関節でのクッション的な役割があり、 ヒザやヒジなどの各関節を円滑に可動させるはたらきもあります。

ヒアルロン酸は、真皮に元々備わっており、肌の弾力保持に役立っているのですが、加齢により、だんだんと減少し、 成人を境に幼児期のの4分の1にまで減ってしまいます。

ヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸の効果
ヒアルロン酸は保水力がとても高く、ヒアルロン酸 1グラムで 6リットルもの水分を保持することができるといわれています。 

そのため、ヒアルロン酸が細胞と細胞の間のスキマを埋めて、 お肌のハリやうるおいを保つ効果や、関節のクッションとしての働きがあります。

また、ヒアルロン酸は、細胞を活性化し各栄養成分を運ぶ働きもあります。

ヒアルロン酸はビタミン・ミネラル類・アミノ酸を運ぶので、身体をさびつかせる原因といわれる活性酸素の除去効果や、細胞の老化の防止にも効果がある といわれています。

ヒアルロン酸は元々、真皮に備わっていて、コラーゲンと弾力線維のエラスチンおよび保水機能を持つムコ多糖類が構成しています。

ヒアルロン酸はこのムコ多糖類の一種ですが、ムコ多糖類は水分を保水する力があることで、肌のぷるぷるとした弾力性やみずみずしさを保つ働きを行います。

加齢などで体のヒアルロン酸が減少し保水力が低下すると、肌のハリといった弾力性が失われ、必然的に保水量も減少しますから、肌のハリもなく衰え、シワやたるみが目立ってきます。

また、ヒアルロン酸は天然の保湿成分としての働き以外に、セラミドなどの細胞間脂質と協力して肌の機能を維持する働きも見込まれています。

【ヒアルロン酸の働き】
ヒアルロン酸は細胞と細胞との間に多く存在しており、水分の保水力保持やクッションのような役割で細胞を守っているのです。

・肌の保湿性や粘弾性の維持
・肌のシワやたるみの予防
・肌や関節軟骨機能維持
・老眼や眼精疲労の改善
・体内の細胞を活性化し、各種栄養素の運搬機能
・卵巣の働きを助け、生理痛の緩和や更年期障害の改善にも期待

ヒアルロン酸と年齢の関係

ヒアルロン酸は加齢とともに減っていきます。赤ちゃんの時にはぷるぷるしていた肌も、年齢を重ねるごとに体内のヒアルロン酸の量も少なくなっていきます。

ヒアルロン酸は赤ちゃんのときが最も多く、30代から急に減り始め、40代では赤ちゃんの頃と比べると約半分の 50%まで減少します。

このように加齢によるヒアルロン酸の減少は、肌のみずみずしさを著しく低下させるだけではなく、肌のハリも低下させ乾燥肌やシワ、シミ形成の原因になってしまいます。

肌のほかにも、体の様々な器官で水分調整ができずに老化現象が始まり、関節痛や動脈硬化といった病気を引き起こしやすくなります。

ヒアルロン酸を補う方法

ヒアルロン酸を補う方法

肌に塗る

外からヒアルロン酸を補うために使用されていることも多く、スキンケアの商品にもたくさん使われているヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸は高分子のため、肌の奥まで入り込みにくとされています。

ですが最近では、低分子で浸透率を良くした化粧水や美容液が増えています。

スキンケアとして使用することで、肌に水分を溜め込み、保水性や保湿力に優れているため、ハリや弾力のあるみずみずしい肌に導いてくれます。

サプリメントで飲む

ヒアルロン酸は肌表面に効果を出してくれるだけではなく、体の中の細胞や内臓にも効果を発揮します。

サプリメントで体内に摂取することで、体のすみずみまでいきわたることが可能です。

1gに対し6Lの保水力があるため、少しの量でも体のあらゆる部分の水分を保持することができます。

ドリンク等の液体だと吸収が早く効果を実感できるのも早いため、手軽にヒアルロン酸を摂取するこもできます。

食事で摂取する

ヒアルロン酸を多く摂ることができる食材は手羽、豚足、フカヒレ、スッポン、鳥皮、鶏肉、鳥のトサカなどに含まれ、野菜でもネバネバしたオクラや納豆にも含まれています。

食事で補うことができない分はサプリメントで補い、食事でなるべく摂取することを心がけてみましょう。

ヒアルロン酸の効果アップ

ヒアルロン酸は減少すると体内のコラーゲンが変質し、エラスチンが減少することになり、肌のハリや弾力性がなくなり、肌にシワやたるみができてしまいます。

体内のコラーゲンが不足すると保水力のあるヒアルロン酸などを摂取しても、肌にとどめておくことができにくい傾向があるようです。

このように、ヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンとの関係が深く、お互いに影響している状況にあります。

さらにヒアルロン酸の効果を十分に発揮させるために、ビタミンなどと一緒に摂ることも良いとされています。

特にビタミンB2は、ヒアルロン酸の持つ保水力を高める働きがあります。

ほかにも、ヒアルロン酸の保水力を高め、長時間効果的に作用を働かせる成分として、ムコ多糖類の仲間であるコンドロイチンなどと一緒に摂ることも良いでしょう。

【ヒアルロン酸と一緒に摂ると良いとされる成分】
・コラーゲン
・ビタミンC
・コンドロイチン
・エラスチン
・ビタミンB2
・N-アセチルグルコサミン

化粧品に含まれているヒアルロン酸

化粧品に含まれているヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸自体は分子が大きい(高分子)ため、肌に塗っても表皮の1番外側にある角質層に留まってしまい、1番届かせたい真皮までは届かないのが現実です。

ではなぜ化粧品にヒアルロン酸が配合されているのでしょうか?

それはヒアルロン酸が角質層の水分を抱え込み、それ以上の水分の蒸散を防いでくれることが期待できるからです。

最後に

最後に ヒアルロン酸
いかがでしたでしょうか?

驚きの保水力「ヒアルロン酸」ですが、ヒアルロン酸とコラーゲン、エラスチンは美肌をつくることに互いに影響している存在ですので、ヒアルロン酸だけ補う!というのではなく、バランス良く一緒に摂ることが美肌づくりには大切なのですね!